はじめに
このブログでは、持っている音楽機材の紹介もしていこうと思っています。
まずは愛用しているギターの一つである「FUJIGEN(FGN) JIL2-EW1-G IBS」の紹介をしていこうと思います。
まずは愛用しているギターの一つである「FUJIGEN(FGN) JIL2-EW1-G IBS」の紹介をしていこうと思います。
スペック
Construction: Bolt-on Neck
Body: Imbuia on Ash
Neck: Maple U-Shape
Fingerboard: Granadillo
Scale: 25.5" (648mm)
Frets: 22F Medium C.F.S.
Tuners: GOTOH® SD91-05M MG
Bridge: FGN FB-S05
Hardware Color: Chrome & Nickel
Pickup (Neck): Seymour Duncan® Jazz SH-2n
Pickup (Bridge): Seymour Duncan® JB™ TB-4
Controls: 1Volume, 1Tone w/ Push-Pull SW (Tap), 3Way Lever SW
Body Finish: Gloss
Strings: D'Addario EXL110 (.010-.046)
Accessories: Original Gig Bag
Color: IBS (Imbuia Brown Sunburst)
ボディ部分
材質
形状
- テレキャスターシェイプですが、裏側と右ひじが当たる部分がコンター加工(体にフィットするように削られている)されているので演奏しやすいように感じます。
- ネックとの接合部がヒールカット(?)されていて手に当たる部分がフィットしやすいように削られています。
この点も後述するコンパウンドラディアスと相乗効果を起こしてハイポジションの弾きやすさに寄与していると思われます。
塗装
- グロスフィニッシュ(多分ポリエステル?)です。
滑りにくいので右手を固定しやすくピッキングしやすいです。
ブリッジ
- 弦が裏通し(ハードテイル)なのは従来のテレキャスと同じですが、
サドルは三連ではなく六連です。
テレキャス警察からは怒られるかも。
ピックアップ
- 2H仕様で、
フロントがJazz SH-2nでリアがJB TB-4です。
両方ともSeymour Duncanで、元ネタのテレギブに乗っていたピックアップを基に作られたものらしいです。
歪みの乗りが良いのはさすがダンカンです。 - ピックガードが無く、ダイレクトマウントされています。テレキャスの見た目に反してお太い音が出せるのはそのおかげかもしれません。
※テレキャスはフロントがピックガードマウントでリアがプレートマウントのものが一般的なので。
コントロール部
- ボリューム1・トーン1で、トーンポッドを引き上げるとシングルコイルの配線になり、従来のテレキャスターらしいジャキジャキしたブライトな音が出せます。
- ピックアップセレクターは3wayで、リア・リアとフロントのミックス・フロントを切り替えられます。
- ボリュームノブとセレクターの位置が右手で操作しやすい場所に配置されていて(多分ストラトに近い)、演奏中の操作がスムーズにできるので、演奏中にピックアップの変更やヴァイオリン奏法をすることが多い人におすすめです。
ネック部分
材質
- メイプルです。この点は従来のテレキャスの本流から外れていません。
指板
- グラナディロというあまり耳にしない木材が使われています。
グラナディロはローズウッドの代用品として使われることが多く、ハカランダに近い堅いサウンドが特徴らしいです。
※ちなみにハカランダはワシントン条約で現在輸入が規制されているそうです。
引用 - ローズウッドと同じ方法で手入れをしていますが、多分問題ありません。
- コンパウンドラディアスというハイポジションになるにつれてR(カーブ)が緩やかになっている加工がされています。
そのため、ローポジションからハイポジションまで弾きやすさが変わりません。
引用
フレット
- FUJIGEN社が開発して特許を持っているサークルフレッティングシステムが採用されています。
- サイズはミディアムです。個人的にはジャンボの方が好みですが、サイズが小さいからといって弾きにくいということは全くありません。
形状
- ネックの形状は同じフジゲンのハイエンドモデルであるEOSと同じだという情報を見かけた覚えがありますが、ソースは見つかりませんでした(確かJ-StandardシリーズのJOSや他のJILのネックもそうだとか)。
- 厚さは太過ぎず薄すぎず、ちょうどいいグリップ感です。私は主に握りこむフォームを使うのですが、クラシックフォームも両方ともフィンガリングしやすい形状です。
- どこかでローセッティングされているという情報を見た覚えがありますが、ソースが無く確かではないので、記憶違いかもしれません。
塗装
- サテン塗装で滑りやすくポジション移動しやすいように感じます。
特にスライドがスムーズにプレイできます。
スケール(弦長)
- 648mmで、いわゆるロングスケールです。
テレキャスターやストラトキャスターモデルのギターの多くは大体この弦長なので、定石に従っているようです。
ヘッド
ペグ
- ロック式なので弦交換の手間が従来のものよりかかりません。
ストリングリテイナー
重量
- とても軽いです。多分3キロほどだと思います。
筋力に自信の無い方にはおすすめです。
弦間
- 調べても情報が出てこなかったので測ったところ、大体10.5mmでした。
従来のテレキャスよりも狭く、レスポールと同じらしいです。
購入
- 2020年の給付金に少し足して購入。10万5千円くらいでした。
このクオリティのギターがほぼ10万円で購入できることに感動しました。
ちなみに、購入したのはフジゲンカスタムハウスです。 - 現在は廃盤になっているようで、手に入れるには中古で売られているのを買うしかないようです。
- 仕様が異なる新モデルは売っているようです。
見た目
このクオリティのギターがほぼ10万円で購入できることに感動しました。
ちなみに、購入したのはフジゲンカスタムハウスです。
- かなり好みで、見た目で購入を決意した程です。
- ブラウンカラーの木目が出ているギターが好きで、以前は3トーンサンバーストのストラトを持っていました。
弦
- デフォルトでは10-46の弦が張られていましたが、テンションがキツかったので、エリクサーの9-42に変えました。
動画
- どちらもFUJIGEN(FGN) JIL2-EW1-G IBSで弾きました。
一曲通して右ギターはフロントで左ギターはリアのピックアップを使っています。
両方ともメインの歪みは同じ音作りにしたので聞き比べてみてください。
まとめ
このギターの一番の長所は弾きやすさと言うほかありません。
随所に弾きやすさのための工夫がなされていて、フジゲンという企業のこだわりと丁寧さを感じます。日本製のギターの出来は本当にすごいですね。
個人的には気に入っているのが、体にフィット吸いつくようなボディのコンター加工です。
もちろんサウンド面も言うこと無しです。
一般的なテレキャスとは異なった仕様のおかげか、歪みの締まりがとても心地よいです。
一応トーンノブを引き上げて本来のテレキャス特有のブライトな音も出せますが、やはりデフォルトのハムバッカー配線で音を出した方が本機の性能を発揮させることができると思います。
ただ、自分のメンテナンスが悪いせいかもしれませんが、弦高を下げた際にハイポジションで音詰まりしたり一弦が度々弦落ちするので注意しないといけなくなったり色々気を使います。おそらく5年も酷使したせいでしょう。
他にもIbanezとDBZ GUITARS のギターや同じくFUJIGENのベースを持っているので、それらもいずれ紹介しようと思っています。